study
二胡の学び方
- どのような楽器でも、最初からキチンと信頼できる先生に教えを乞うのが理想的です。私の場合は残念ながら近くに指導者がいなくて独学からスタートしました。
- バイオリンやピアノを独学する人は少ないと思いますが、ギターは独学から入る人がほとんどのようです。結果的にギターは入門クラス程度の演奏能力に達するまでに挫折する人が多く、好きな曲を自由に演奏できるようになる人はごく一部の人です。
- ピアノをチャンと先生に習った人たちはどうでしょう。
挫折しいた人もいるでしょうが、続けていればバイエルを終了する程度には、誰でも弾けるようになります。
これは、奏法とか指導法がある程度体系化されたものが、あるからです。
- 二胡の場合はどうでしょう?
中国国内の事情はわかりませんが、少なくとも国内で指導をしておられる先生方や、教則本、DVDなどを見ても、奏法も指導法も、どれを信用していいのやらわかりません。
それぞれの奏法、指導法には主張がありますから、生徒になった人は入門した教室に従う外はありません。
- どの指導法が良いというわけではありませんが、そういう事情であることは知っておいたほうが良いでしょう。
まだまだ二胡は発展途上のようで、二胡教室も群雄割拠といったところでしょうか?
- 結局、信頼のおける先生を選んで指導を受けるしかないのですが、自分が演奏したい音楽や、どのように二胡音楽を楽しみいたいかで、先生を選ぶことになると思います。
- 私のスタンスは、音楽の基礎をしっかりと勉強して、二胡を勉強したおかげで、他の楽器でも何でも弾けるようになって欲しい、と思って指導しています。
どうしても、弾きたい楽曲に振り回されて、基礎がおろそかになりがちですが、音楽的な基礎を身につけないで、単に好きな楽曲だけを弾いていると何時までたっても上達しません。
- 音楽(楽器演奏)で一番大切で、難しいものは何でしょうか?
それは拍子とリズムです。
それぞれの楽器の演奏技術を習得するのが、レッスンの目標ですが、この拍子とリズムがしっかりしてないと、何を弾いてもしっかりした演奏には聞こえてこないのです。
- これはすべての楽器の練習に当てはまることです。
二胡で、この拍子とリズムが取れるようになるまで、頑張ることが大切です。