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糸鋸のブッシング交換
- 木工用の電動糸鋸(ミシン鋸)は、某大学で廃棄処分になるものを貰ってきたものだ。かなり使い込んでいるものらしく、鋸刃がぶれるので細かい細工をするときには、正確にきれない。
- どうやら、刃を上下に振動させる部分のブッシングが擦り減って、かなり左右にガタがあることが分かった。スプリングもへたっているようだ。
- 古いものなので、もちろんパーツはない。
スプリングはスプリング専門店で、同じようなサイズのものを買って流用できた。が、ブッシングは作るしかない。
- まずは、ブッシングの外形より少し小さい目の真鍮棒を作り、ギアプーラー(歯車を抜くときに使う道具)を使って、上から押し出すようにしてブッシングを抜く。
- 次に、旋盤で同じサイズのブッシングを作る。
内径は正確に、リーマーで仕上げたあと、ラッピングする。
出来た、ブッシングを上からギアプーラーを使って圧入する。
たったこれだけのことをするのに、一日かかってしまった。
- 修理を終えた糸鋸は、音も静かになり、厚い板も正確に切れる用になった。
試しに「大きなかぶ」を切り抜いてみた。
素材はブナ、はなちゃん(孫)へのプレゼントだ。