ようこそ、川竹道夫の世界へ

津軽三味線

津軽三味線

  • 初代高橋竹山を目の当たりにしたのは、1969年の事だった。
    当時通っていた音楽学校の文化祭に竹山さんがおとずれたのだ。
    強力な東北なまりのおしゃべりと、三味線の音色にすっかり魅了されてしまった。
    しかし、ギターを学んでいた私には遠い世界の事のように思われ、最近になるまで三味線の世界に私が入ることはないと思っていた。
  • 民俗音楽の研究を始めた私は、ある時自分のやっている音楽が、西洋の音楽であって、自分自身が日本人でありながら日本の音楽も知らないのに外国人の音楽を演奏し、音楽や文化について語っていることに気づいた。
  • 日本の音楽に親しもうとしたが、すでに日本の音楽は遠い存在になっていた。そこで、日本人音楽家としてのアイデンティティーは何であるか?という、音楽家としての基本的な命題に直面し、邦楽の世界へと足を踏み入れたのである。
  • 阿波踊りから始まった三味線は、浄瑠璃、浪曲、端唄、小唄などから津軽三味線にまで広がってしまった。
    コンサート活動と言うよりは、ボランティア活動などで演奏することが多く、鈴江彰氏とのデュオによる、「ロス・ボラッチョス」の活動のなかでも津軽三味線が重要な存在となっている。

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