浄瑠璃三味線
浄瑠璃三味線
- 徳島は人形浄瑠璃が今もなお盛んに上演されている。現存する農村舞台の数の多さもトップクラスだという。
- 太棹で「ベンベン」というと想像がつくだろう。語りを中心に合間合間に、つぶやくように、すすり泣くように三味線が歌う、こんな用途にぴったりの三味線だ。
- 浄瑠璃三味線の骨董品のようなものを、買い集めて持ってはいるが、演奏したことはない。
- しかし、傾城阿波の鳴門を何度か見ているうちに、浄瑠璃の世界にも興味がわいてきて、友人に頼んで、新作の浄瑠璃を書いてもらったのが、「阿波鳴異聞」だ。
- 一度は、マルチメディア浄瑠璃として、旭道南湖さんの講談とシンセサイザー音楽、プロジェクターによるイメージ画像、そしてギター演奏などで上演した。好評につき二度目は、人形座の協力を得て、人形浄瑠璃と民俗音楽のコラボレーションの形で上演した。